ニューアルバム「LIVING」全曲解説

楽曲解説を連載の形でスタートします。

毎回数曲ずつ各曲の完成に至る経緯、レコーディングのエピソード等

交えながら掲載していきます。

 

     前に引き続き、リリースしたばかりの楽曲をより深くみなさんに

     楽しんで頂くため、詳しい曲ごとの解説をいたします。

     なお、曲を聴いてから解説を読まれる事をお勧め致します。

 

                                                                      MAMALAID RAG

                                                                      田中拡邦

第十二回

アルバム「LIVING」


Secret track [Means of Love(愛の手段)]



CDを聴かれたほとんどのリスナーはお気づきと思うが、「君がいるから」の終了後、約30秒の無音状態に続いて、

シークレット・トラック(隠しトラック)が収録されている。前もって告知していた通り、これは配信音源では聴けない曲であり、アルバム・ブックレットにも記載されていない。

タイトルは「Means of Love(愛の手段)」。ここに歌詞およびクレジットを記載しよう。









































クレジットにあるように、すべての楽器を田中が担当し、アルバム中唯一、そしてシングル「街灯・ふたりで目覚めたら」以来となる、フル・アナログ・テープ・レコーディングで録音されている。最初はテープで記録した演奏をハード・ディスクに流し込み、そこからはコンピュータによるレコーディング(この手法はママレイド ラグの作品に多くみられる。「春雨道中」「MAMALAID RAG 2」など)を予定していたが、マッキントッシュに取り込んだ瞬間、音の質感ががらりと変わってしまった。そこで、オーヴァー・ダビングおよびミックス・ダウンまですべて16トラック・オープン・テープを回し、アナログのミキサーを使ってのフル・アナログでの作業で完結することにしたのだ。それにより、他の収録曲の明るいサウンドに比べ、太く、濃厚な音質である事は、もう既にリスナーの方々の感じ取っているところであろう。


楽曲の大部分はハードなインストゥルメンタルであるが、4行程、歌詞を書いた。

日本語での意味はこんな感じだ。


ねぇ そんなに急ぐなよ、僕をがっかりさせないでくれ

なぜ 僕を傷つけるんだい? それより愛を与えておくれ

逢うと君はいつも僕をひどく扱う

「愛の手段」について、知りたくないのかい?




 英語のみの歌詞の曲、というのも初めての試みであったが、サウンドに於いてもいろいろと実験している部分がある。前半、2回左チャンネルに登場するギター・ソロは逆回転サウンドであり、文字通り、一度別のテープ・マシンに録音したもののテープをひっくり返して逆に掛け、逆回転させて再生したものを、マスター・テープにダビングしているものである。ジミ・ヘンドリックスやビートルズが多用した手法であるが、僕が実際にやってみたのは初めてである。これは同じ箇所、右チャンネルから聞こえるS.E.(サウンド・エフェクト)にも使用している。

また、ドラムスのマイクロフォンには60年代、70年代のビートルズ等が使用していたものと同じものをほとんどすべてに使用しており、現代からみると、まるで目の前で演奏しているような独特の音質である。


アルバム・リヴィングはハードな呪術的なサウンドのフェイド・アウトともに幕を閉じる。

Various

sono_ta2.html

Means of Love(愛の手段)


トゥ・トゥ・トゥ・タル・トゥーラ、 トゥーラ・ トゥーラ・リルリー

トゥ・トゥ・トゥ・タル・トゥーラ、 トゥーラ・ トゥーラ・リラ・リーラー

トゥ・トゥ・トゥ・タル・トゥーラ、 トゥーラ・ トゥーラ・リルリー

トゥ・トゥ・トゥ・タル・トゥーラ、 トゥーラ・ トゥッタ・リルリー


I say... ha-ha.


Baby slow down, don’t let me down down down.

Why do you heart me, give me love love love.

Every time i see you, treat me so unkind.

Do you want to know that means of love?



トゥ・トゥ・トゥ・タル・トゥーラ、 トゥーラ・ トゥーラ・リルリー

トゥ・トゥ・トゥ・タル・トゥーラ、 トゥーラ・ トゥーラ・リラ・リーラー

トゥ・トゥ・トゥ・タル・トゥーラ、 トゥーラ・ トゥーラ・リルリー

トゥ・トゥ・トゥ・タル・トゥーラ、 トゥーラ・ トゥッタ・リルリー


Ah, ah, ah...

Hirokuni Tanaka : Drums, Violin bass, Martin D-35 Acoustic Guitar, Fuzz Electric Guitar, Agogo bell, Maracas

                             Cowbell, and Neumann U87ai Vocals


Mamalaid Rag